森透匡『元刑事が教える ウソと心理の見抜き方』を読みました。
すごく面白く、参考になる本だったので取り上げます。
心理学者の本は多いですが、元刑事は珍しいですし実戦で鍛えられているので説得力があります。
あなたも嘘の見分け方が分かるようになるかも。
心理の見抜き方
非言語コミュニケーションに注目することです。
どういうことかというと人間は言語コミュニケーションと
仕草、態度などによる非言語コミュニケーションで相手とコミュニケーションをとっています。
言語と非言語で不一致があった場合、非言語のほうが正しいという判断をします。
著名な動物行動学者のデズモンドモリスによると
人間の動作で信用できる順番は
○自律神経信号（汗が出る、手が震える、顔が赤くなるなど）
○下肢（足の向き）
○上肢（上半身の向き）
○意味の分からない手振り（話し手の無意識な手振り）
○意味の分かる手振り（バイバイと手を振る、Vサイン）
○顔の表情
○言語
人間の動作でコントロールできない部分に注目すると本当の心理を読むことができる。
自律神経信号が最も信用できて、言語が一番信用できないということです。
例えば、1番目の自律神経信号について思いついたことですが、
おまえ、○○ちゃんのことが好きだろうと言われて、
顔を真っ赤にしながら、いくら否定の言葉を言っても
相手はやっぱりそうなんだとしか思わないですね。
2番目の下肢について
著者は職務質問の時で相手が免許書を渡すとき、足の先に注目します。
普通は体や顔、足の先も刑事さんの方向を向いていますが、
何かやましいことがあり、この場を逃れたいという人は足先のみが外側を向いているそうです。
一番体の中で遠いところにあるので油断していて、本音が出やいのです。
これはあまり注目していなかったです、さすが元刑事です。
異性の心理を読むときにも使えて、デートの時など食事のとき座っている相手の足を見ればいいですね。
自分の方向に向いてなく、違う方向に向いていたら早く帰りたいとか思っているのかもしれません。
これ以外では目や姿勢、身振り手振り、顔の表情などをあげられています。
なるほど思い当たる節があります。
がさ入れの時なんか絶対にやましいものが隠している方向をみてはいけないですね（笑）
その他抜粋したいところがいっぱいありますが、もう一点だけ。
後は本を読んでいただければ詳しく学べます。
話し方の嘘のサイン
質問に答えることができない
質問を繰り返す
簡単な質問が理解できない
逆切れする
質問の手順や方法に文句を言う
明確に否定しない
余計な説明が多い
問題を軽く扱う
神様や信頼できる人を持ち出す
真実の話で説得する仕草の嘘のサイン
反応しない、反応が遅い
肩が揺れる
身振り手振りが無くなる
顔に手をやる
整理整頓の仕草
支点移動の仕草
思い当たる節があり過ぎますね。
特に私みたいな男性は分かりやすい行動をするひとが多いです。
質問を繰り返す、簡単な質問が理解できない、逆切れするとかは思い返すと当てはまります。
神様に誓ってとか子供は多いですね。
女性は嘘がうまいというか、あまりサインが出ないひとも多いのかなと思います。
私は今コピーライタ―になるための講座を受けていますが、
人間の心理を知ることはコピーライティングにも役立つと思います。
講師の方も詐欺師や詐欺に関する本をいろいろ読むといいとおっしゃってました。
もちろん一流のコピーライターは人間の心理を勉強していて、
講座でも勉強することができます。
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