同時通訳の神様と呼ばれる國弘正雄先生の英語学習方法を紹介した本です。読んで重要だと思ったところをまとめています。英語の学びなおしのためいろいろ本を読んでいるなかでこの本に至りました。
國弘正雄先生流の英語音読法とは
『只管朗読』することこそが、英語を習得する唯一の道である。
只管朗読とは、ひととおり意味の分かった英文をひたすら音読する。
なぜ只管朗読が大切なのか
音読を通じて体にすりこむことで使える技能になる。
只管朗読の目的は
英文を日本語に訳さずに直接イメージ化することを強制する直解訓練である。
音読を繰り返すことによって、頭の中に絵が描けるようになる。
英語をいちいち日本語に訳していくのではなく、頭のなかで英語の内容をイメージ化する。
只管朗読するときの注意点
英語を左から右に読む。文法や意味で区切られたかたまりごとに英文を理解していく。
只管朗読の方法
では具体的にどうするのか。
社会人の場合
社会人も場合も中学の教科書を読む。
しかし私も含めてほとんど持ってないと思います。その場合はどうするか。
自分の興味のある分野についてやさしい英語で書かれた本や雑誌を見つけて音読する。
またはテレビ、ラジオの英語番組を音読する。
音声は初級・中級者はゆっくりはっきり発音されたもの、上級者は声量の大きなものを選ぶ。
教科書はないと思うので、中高生の基礎英語 in Englishがいいと思います。
その他お勧めの勉強法
書き取り、書き写しをする。
1.音声を繰り返し聞きながら、ノートに書き写す
2.テキストを見て、間違いを赤ペンで訂正する
3.もう一度、赤字で訂正した部分に気を付けながら、おさらいとして音声を聞く。そしてそれをまねて音読する。
具体的な進め方
具体的な進め方のステップです。本を読み教材を決めました。この方法で勉強を進めていきたいと思います。
1.テキストを決める⇒NHKの中高生の基礎英語 in English等
2.音声を聞きながら、テキストの意味を理解する。
区切りのグループを意識し、最低10回。聞いた回数は記録
3.単語の発音練習
単語レベルで発音を鍛える。⇒単語耳
4.文書を音読する。
区切りのグループを意識する。
細かいことを気にせずに、楽しみながら。
間違いを恐れずに、大きな声で元気よく。
5.2に戻って音声を聞き4に戻り音読をする。
読んでみた感想
いろいろ勉強法は数多く出ていますが、今一度基本の音読の重要性を改めて認識しました。音読からまたやり直してみようと思いました。英語だけでなくほかの言語も同様に音読が基本になると思います。社会人ならば、こんな簡単な文章をいまさら読んで効果があるのかと思いがちでありますが、私はしばらく実践したいと思います。