ファンドマネジャーによる株式投資を勧める本です。
私のような金融業でない一般人はファンドマネージャーのように投資ができるわけがないので一般人にも役立つところを取り上げます。
株式投資をお勧めする理由
自分以外を働かせるために株式を購入する。
株式を持つことによって有名経営者を自分の部下として働いてもらうことができる。
持った後は株主として売上構成、業績、株価推移、同業他社に対する利益率をきちんと把握する。
若い間は自己投資して自分が働くという最も着実な土台を整え、将来の選択肢を獲得することを優先しましょう。
そして余ったお金は株式投資で自分より優秀な人や、自分が勤める会社より素晴らしい企業に稼いでもらう。
売らなくていい会社しか買わない
株式を持っても、株価が下がっていく企業の株を買ってしまうと悲惨なことになります。そのためいい会社の株を買う必要があります。
そのため会社の選び方が重要になります。
売らずに済む会社を見つけるために構造的に強靭な企業に投資しましょう。
強靭な構造とは
高い付加価値
高い参入障壁
長期潮流
具体的には
本当に世の中にとって必要か?必要性が高いほどいいというのが高い付加価値
コカ・コーラのように今更その会社の向うを張って勝負しようと思わないほど圧倒的に強いのが高い参入障壁
高い付加価値と高い参入障壁によって獲得された利益を増幅させるのが長期潮流
不可逆的であると言い切れるもの。
日本株はどうなのか
この著者は海外企業を中心にしているが、日本株はどうなんでしょうか?
海外でも通用するような参入障壁による強靭な構造に支えられた企業であれば、日本株でも未来があり投資してもいいでしょう。
しかし株式を上場している会社のうちそのような会社は5%程度です。
インデックスファンドのおすすめは米国S&P500です。
まとめ
この本を読んで正直投資はハードルが高いと思いました。
よく考えずに投資してもお金を失うだけだなと。
まずは自分のビジネス力を磨いたほうがいいのかなと思う。
そこで培った知識でよさそうな会社があればデータを読み込んで投資してもよいのかな。